あたりまえじゃない輝きを、あたりまえじゃない日常に。
この道33年で引退したGemTreeJapanの創業者は、宝石が「人の都合」で形づくられ、まだ未完成のまま世に送り出されていく光景に、長く疑問を抱いていました。
宝石とは、本来、地球が気の遠くなるほどの時間をかけて育んだ奇跡の結晶。
だからこそ創業者は、石の声に耳を澄まし、その石が最も輝ける形を探りながら、誰に何を言われようとも、ただ黙々と最善のカットを施し続けてきました。
2019年、GemTreeJapanの代表は創業者と出会い、全く異なる世界であった宝石の道へと足を踏み入れます。
選定、仕入れ、鑑別、構想、カット、検品、撮影、文章制作。
ひとつの石が“作品”として世に立つまでの道のりは、長く、緻密で、そして深い愛に満ちたものでした。
当初、代表はそのすべての工程を“あたりまえ”のことだと考えていました。
しかし、GemTreeJapanの作品を愛してくださる方々との出会いを通じて、それが決して“あたりまえ”ではないということを、少しずつ知っていきます。
感受性の高いお客さまや、熟練したジュエラーの方ほど、その違いを直感的に感じ取り、
GemTreeJapanのこだわりを「普通ではない、尊いもの」と教えてくださいました。
GemTreeJapanの宝石は、単なる“商品”ではありません。
それは、地球が生んだ石と人の手仕事が響き合って生まれる、一つの芸術作品です。
関わるすべての人が職人のように真摯に向き合い、細部に宿る石への愛が、“あたりまえではない”輝きを生み出していきます。
人生もまた、きっと同じなのかもしれません。
朝、目を覚ますこと。
誰かと笑い合うこと。
今日という日が続いていること。
GemTreeJapanの作品の煌めきを目にした時、あたりまえだと思っていたことが、本当は“あたりまえじゃない”尊いことなのだと、ふと思い出すきっかけとなりますように。
あたりまえじゃない輝きを、あたりまえじゃない日常に。
GemTreeJapan