コレクション: 2025.5.16 ハイアライト(玉滴石)とは?

おはようございます、のりちゃんです。
本日の「数分で疲れず楽しく読める、GemTreeJapanブログ!」です。

 

~前置き~

 

蛍光っていいですよね。
紫外線によって色が変わる....のではなく、光っているんですよ。

でも、なんか正しく伝えなきゃいけないね?という事でwikipedia様を見て見たら、
ボクの脳みそが拒絶したので、「蛍光っていいですよね!」という所で落ち着きました。

 

 

ルビー(ピンクサファイア)やアレキサンドライトはクロムによって赤く蛍光します。
スピネルの一部(透明や灰色)は黄色や赤色、緑色に蛍光する事もあります。
面白いですよね。


ルビーやアレキサンドライト、ピンク系スピネルが蛍光するのは構成する元素による為、当たり前なので「蛍光するでしょ?凄いでしょ?」のトークセールだけで購入に至るのは注意しましょう。

逆に普段蛍光しない物が蛍光するのは珍しいので、ボク自身も欲しくなります。


~本題~

 

蛍光姿が推しの一石(1.210ct)です。この渦が素晴らしいですね。
大きさ的にも肉眼で楽しめるかと思います。

 

ハイアライトとは、和名を玉滴石という基本無色透明のコモンオパール(※)の一種です。

オパールは蛋白石と言われていますが、こちらのオパールはその生成過程からなのか、別の和名が充てられています。
※コモンオパール=遊色が無い

ハイアライトは特に分かりやすいですが、内部構造を見ると水が流れるような構造が見れますね。

オパールは原子が規則正しく並んで形成されている訳では無いので、結晶とは言わず、非晶質(※)の分類になります。

ブドウの様な形で母岩についている姿は、水を結晶化させたように見えなくは無いですよね。

※オパールは非晶質性二酸化ケイ素、その他に琥珀(有機物)、テクタイト(ガラス)等

 

この蛍光は、ウランU)による物です。ウランの量により、この蛍光性の濃淡が決まります。

多ければ多いほど蛍光性は強くなります。

また、構造上(成長上)の関係か、均一に蛍光するものはほとんど無く、揺らぎのある美しい蛍光を示します。

上の写真は、強い日光で鮮やかな蛍光緑色になったメキシコ産ハイアライトです。

こちらはあくまで微量元素として混入している放射性元素です。ウランガラスと同じ原理ですね。

 

GemTreeJapanは過去にはメキシコ産を扱っていましたが、現在はハンガリー産をメインとして扱っています。

今扱っているハイアライトは日独宝石研究所様による産地同定がなされており、一定以上の信頼度があります。

一部のサファイアやデマントイドガーネットと違い、メキシコ産とハンガリー産の差は一般人では分からない為、この産地鑑別書は大きな意味を持ちます。

 

現在行っているセール商品は上のレポートが付きますので、是非1つは手に取って頂ければと思います。

卑しい話にはなりますが、この産地同定は会員であるノリちゃんでも費用が鑑別込みで1万円弱もします。

販売している物の中には、販売価格の40%が鑑別書代という非常に爆死覚悟の決死セールを行っています。

※オールドストック放出セールです🤣

 

手にするなら...今です!