Clumne
2026.8.19
美しい宝石の故郷
カンチャナブリーの魅力とは

タイの西部に位置するカンチャナブリーは、かつてはサファイアの産地でしたが、大規模な採掘は終了して現在は閉山状態にあります。
GemTreeJapanとしても思い入れの強い産地であり、これまでも数多くのカンチャナブリー産サファイアの作品を制作してきました。

カンチャナブリー産の作品をご紹介するにあたり、どんな場所で宝石が育ってきたのかも知っていただきたく、産地の魅力をお伝えできればと思います。
カンチャナブリーは、バンコクから車で2時間ほどの場所にある、自然豊かでのどかな街です。

@Google 赤:カンチャナブリー 青:バンコク
タイの名所の一つでありながら観光地化されすぎず、ローカルな雰囲気や手付かずの自然が残っており、外国人だけではなくタイ人も休暇によく訪れます。

↑川沿いのレストラン
街を縦断するクウェー川の岸沿いに観光と住民の生活のメインエリアがあり、雄大なクウェー川と山々の景観に、椰子の木が南国らしさを添えています。
街のメインエリアは広すぎない程よいコンパクトさで、ソンテウやサイドカーでの風を感じる移動も、タイの田舎町らしい楽しみの一つです。

↑クウェー川鉄橋
最も有名な場所は、映画「戦場に架ける橋」で知られているクウェー川鉄橋です。
第二次世界大戦で旧日本軍が敷設したタイとミャンマーを結ぶ泰緬鉄道を象徴する鉄橋で、電車の通過を間近で眺めたり、線路や鉄橋の上を歩くことができます。
ほかにも慰霊塔や共同墓地、戦争博物館などの戦争関連施設があり、街の至る所で戦争の歴史を感じます。

↑戦争博物館

↑スカイウォーク
観光名所は、ガラス張りの床の上を歩ける展望橋スカイウォークや、日本ではCMでお馴染みの大木ジャイアントモンキーポッドツリー、サファリパークやゾウの保護施設、寺院など見所が満載です。

↑ジャイアントモンキーツリー
山間部へ足を伸ばせば、タイで最も美しいと言われるエラワン滝など秘境の大自然が広がります。

↑エラワンの滝
川沿いには、リゾートホテルや川に浮かぶフローティングホテルが数多くあり、ゆったりと流れるクウェー川の景色と野鳥の声に癒されます。

↑カンチャナブリーの奥地"サイヨーク"の川に浮かぶ宿
クウェー川では、カヌー、サップ、ボート、ジェットスキーなどのアクティビティを楽しむこともできます。
オシャレなカフェやレストランから屋台やマーケットまであり、ホテルの雰囲気も様々で、リゾートスタイルからカジュアルな旅まで好みで選べます。

↑老舗リゾートホテル
カンチャナブリーの食べ物は、新鮮な野菜やきのこなどの山の幸や、川魚などをふんだんに使ったタイ料理がとても美味しいです。

↑タイ風酢豚
かつて宝石が採掘されていたエリアは、採掘の後の溜まり池があったり、土地が埋め立てられ民家やゴルフ場などになっています。

↑採掘跡地
土産物屋では、当時よく採れていたオニキスを使ったアクセサリーなどが販売されており、宝石で名を馳せた名残りが見られます。

↑オニキスのアクセサリー
宝石店でルースケースを見かけることはあるものの、カンチャナブリー産サファイアはそもそも数が無い上に、内包物が多く色の濁ったものがほとんどで、他の産地の宝石やシンセティックもよく見かけます。

↑サファイアと小粒のサファイア原石
一見宝石店のように見える店構えでも、現在では使われていなかったり、他の商店になっていたりします。
宝石が名産品だった様子は見かけるものの、美しい宝石質のものはほぼ無く、鉱山跡地は埋め立てられて閉山状態にあることが現地ではよく分かります。

↑サファイアで出来た仏像
それでも私たちが何度も足を運ぶのは、カンチャナブリー産にしかない美しさと個性に魅せられて、ごく限られた貴重な結晶と出会いたいからです。
それに加えて、カンチャナブリーという街がとても好きだからです。
何度来ても居心地が良く、また訪れたくなる大きな理由のひとつは、カンチャナブリーの人たちの温かさです。

↑お世話になっている通称ビッグボスマダム
飲食店や移動のタクシーなど、出会う人みんながフレンドリーで親切なので、どこへ行っても良くしてもらえることばかりです。
宝石の仕入れ先の方々も、まるで友人のように接してくれ、食事をご馳走になることもよくあります。
人々の優しさや、宝石への想いに触れるたび、この土地が育んだ貴重な宝石を大切にし、ここにしかない美しさを伝えていきたいという想いが強くなります。

↑広大な農地
訪れるたびに「もし宝石が無かったとしても、また来たい」と思うほど、魅力溢れる街カンチャナブリー。
この美しい土地と人々が、美しい宝石を育み、見つけ出し、大切に受け継いできたのです。
何度も現地へ足を運んで、その土地の魅力を感じるから、宝石を大切に繋いでいる人たちがいるから、私たちもカンチャナブリー産の宝石を大切にしながら魅力を伝えていきたいと思っています。
貴重な一石を譲り受けているからこそ、できる限り美しく、本来の魅力が輝くような作品を作り上げて、今後もご紹介していきたいと思います。
GemTreeJapan
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