Collection: 2025.1.28 マラヤガーネットとは?
おはようございます、のりちゃんです。
「緩~く、数分の暇つぶしに!」「ちょっとしたお得なお知らせ!」として、GemTreeJapanの宝石を楽しむ為の情報を提供していきたいと思います。
1月の誕生石であるガーネットは派生も含めて多くの種類がありますが、今回は"マラヤガーネット”に焦点を当てていきます。専門的に深い所ではなく、読んでも疲れない程度に説明していきます。
マラヤガーネットとはなんでしょうか?
まずマラヤガーネットとは、赤系(パイラルスパイト)グループに属し、2種類以上の固溶体とした種となります。(※1)
・2種混合 パイロープ/スペサルティン
・3種混合 パイラルスパイト
赤グループをパイラルスパイト系列と言うことに対して、緑系統はウバロバイト、グロッシュラー、アンドラダイトの頭文字を取って緑グループをウグランダイト系列と言います。
マラヤガーネットの鑑別に関しては、俗にいうコマーシャルネーム(※2)に相当する為、メインで記載・表記される事はありません。基本的に鉱物名を「ガーネット」、宝石名を「パイロープ/スペサルティンガーネット」として出てきます。
のりちゃん自身がマラヤガーネットの日本のソーティングを所持していない為、日本のソーティング画像は有りませんが、EGLでは以下の通りに表記されます。
此方はパイロープ/スペサタイトガーネットの2種混合マラヤガーネットのEGLソーティングです。
そしてこちらが3種混合マラヤガーネットになります。こちらの場合は“パイラルスパイト”と表記されます。
以上がEGLのソーティングの表記になります。括弧書きにてマラヤの表記がある程度です。ソーティングの裏面には「マラヤガーネットと呼ばれ取引されています。」というコメントもついています。
マラヤガーネットの色相はわりかし広く、赤色、ピンク色、オレンジ色、黄金の様な色まであります。赤色主体のマラヤガーネットは「レッドマラヤ」、黄金色は「インペリアルマラヤ」と呼ばれています。こちらもコマーシャルネームとなります。
自分が気になるマラヤガーネットを見つけてみては如何でしょうか?
ここからは幾つか色味の参考として、また、のりちゃんの好みの作品を掲載していきます。3石をピックアップしました。
上記で説明した3種混合のマラヤガーネット(1.98ct)です。単色は単色で美しいですが、混ざり合う美しさはどの石も別格です。日光下のケースインした写真ですね。
商品ページ→マラヤガーネット 1.98ct
珍しいテーパーカットのマラヤガーネット(0.498ct)です。こういう赤とかピンク等の、ハッキリと一言で言い表せない複雑な色合いが素敵です。
商品ページ→マラヤガーネット 0.498ct
何とも表し難い美しさを持つマラヤガーネット(0.916ct)です。濃厚な紫とはまた違った華のある美しさにキューブ&フラワーは最高です。こちらは完全にのりちゃんの好みで取り上げました。
現在マラヤガーネットの在庫は多くなり、大きさも色も幅が出てきました。気に入った物があればぜひ手に取ってみてください。
※1 日独宝石研究所のソーティングでは、2種類ならば宝石名「パイロープ/スペサルティン」となりますが、3種類の場合は宝石名「ガーネット」でコメントにて3種混合の旨が表示されます。どちらもマラヤガーネットを指しています。また、コメントに「通称マラヤガーネット」と入っているソーティングもありました。ここら辺は記載する様依頼する形にはなると思います。
※2 コマーシャルネームとは、正式な宝石名ではなく流通過程において市場で呼ばれるようになった名前です。コマーシャルネームは基本的に鑑別書には記載されません。ただし、コメントにて「○○と呼ばれています。」等の記載がされる事はあります。