Un-Heat Sapphire 0.504ct / Kanchanaburi
Un-Heat Sapphire 0.504ct / Kanchanaburi
非加熱サファイア 0.504ct
5.25-5.28×2.27mm
タイ産(カンチャナブリー)
ナリカーカット(ファンシーラウンド)
ピアッちゃん作品
ソーティング(簡易鑑別書)付き
タイ西部のサファイア鉱山の街、カンチャナブリーで仕入れたカンチャナブリー産の非加熱サファイアで、およそ10年前に閉山したカンチャナブリーの鉱山を取り仕切っていたビッグボスマダムから仕入れた一石です。
イエローイッシュオレンジの軽くシェリー感のある美結晶を、タイ語で時計を意味するナリカーカットのファンシーラウンドに仕上げました。
元のペアシェイプの状態ではパパラチァサファイアとも言えるピンキッシュ感がありましたが、あまりにも厚みが薄くテリが出なかったので内包物を取り去りながら、厚みが出るまで小さくしたラウンドに仕上げたため色が変わりゴールド感が強くなりました。
カンチャナブリーはブルーが圧倒的に多く、次いでイエロー、パープルはカナリ少ない、ピンキッシュゴールドは数ピース見かけたのみと、なかなか見かけることご少ない貴重なカラーです。
鑑別機関の意見としては東アフリカではないかとのことで、確かに通常であれば僕の判断でもマダガスカル産と思える色合いではありますが、仕入れ元は鉱山主でわざわざ他の国のサファイアを仕入れるとも考えにくく、実際にお店にあるサファイアは現地のものだけしか見当たらなかったです。
それと過去にカンチャナブリー産サファイアの仕入れの際に何回か見たことのある色合いですし、イエローサファイアにもこの色合いが入り込んだカラーもあるためカンチャナブリー産と言っても問題ないと思います。
元々厚みがなかったため仕上がりも厚みの無いタイプではありますが、最大限に光の反射を生み出すため、シャープなナリカーカットを施して抜け感が気にならないようにしました。
実際に見てみると時計の秒針というか動く円グラフと言うか、角度によって薄いナリカーカットならではのテリが出て抜け感が最小限に抑えられています。
UVライトでの蛍光反応は強くピンクに蛍光します。
ケースに入れているとゴールド感が強いですが、日中晴れの日にケースから出して見るとピンキッシュ感がより美しく感じられると思いますのでオススメです。
カンチャナブリー産の中でもカナリのレアカラーの美しさをぜひお手元でお楽しみください。
コチラの作品はただ今バンコクオフィスにありますので、ご注文からお届けまでおよそ1〜2週間程度を予定しております。ご了承いただければと思います。
*ソーティングに産地についての鑑別期間からのオピニオン(見解)の記載はありませんが、過去の仕入れの感覚からタイ・カンチャナブリー産と見てほぼ間違いないと思います。
ただ産地同定についてはカナリ難しい分野で、鑑別期間も判断ご出来ないこともありますし、産地についてはあくまでそれぞれの見解となりますのでその点はご了承いただけるとありがたいです。